2017年07月15日

2017年7月15日 撮影準備

今日は、昨年度のジュニア映画制作ワークショップ作品

『学校は二度死ぬ』が韓国の釜山国際子供・青少年映画祭で上映されるため、

昨年度の作品に関わった中学生の多くが、釜山へ向かいました。

 

そのため今日のワークショップに参加した中学生の数は、

いつもの半分以下となりましたが、残ったメンバーで

脚本制作の詰めの作業と、撮影準備に励みました。

 

午前から午後にかけて、美術と衣装の準備を進めました。

美術スタッフは、映画のロケ先の一つである学校の教室の壁に

何を貼るか?どういう並びで貼るか?意見を出し合いました。

学校に実際に貼ってある掲示物などを思い出しながら、

様々なタイプの「お知らせ」や「学校だより」など

飾り込みを何にするか検討した他、黒板に書く内容なども決めました。

 

衣装スタッフは、今日と明日で行う衣装合わせの準備を進めました。

登場人物が着る衣装で必要なものとして、「襟のあるシャツ」「男女の制服」

「体操着」「ベルト」「リュック」などなど、集めなければならない衣装や

小道具がたくさんあることを改めて認識しました。

自分たちが映画に必要だと思ったものを、撮影開始までにそろえ、

撮影が終わるまで失くさずに管理することは大変な作業ですが、

中学生の皆で協力し合ってがんばってほしいです!

 

明日は美術制作の続きと、衣装合わせを行います。

posted by シネマウマJr at 19:03| 日記

2017年07月09日

2017年7月9日 技術講座・配役・役割分担

午前中は技術講座。ここ数年、必ず技術講座の最初に教えることは機材の受け渡し方法と運搬方法です。2人で機材を受け渡すとき、相手がきちんと持った状態になってから手を離さないと機材を落とすことになるので「もらいました」と相手が言ってから渡すのが現場では常です。特にプロ用の機材となると数キロあるものもザラな状態。そんな機材を触る前の注意から始まりました。
技術指導の基本は撮影、照明、録音の技術パートの役割を知ってもらうこと。カメラの基本的な使い方としてフードの開け方、バッテリーの入れ方、メディアの入れ方、ホワイトバランス、絞り、フォーカス、NDフィルタ、ゲイン、三脚の水平のとり方などを教わっていきました。同様に録音と照明も。なかなか聞き慣れない単語を短時間で教わったので覚えきれなかったかもしれません。現場に入る前にも何回か技術指導のタイミングがあるので徐々に慣れていきましょう。

午後は役割分担。最初に昨日、脚本組が書いた40ページ近い脚本を通読するところから始めました。今年の作品のタイトルは……まだ、仮題なので公表するのはやめておきましょう。
役割分担は何はなくとも監督がいないと始まらないので、監督ぎめから。手を挙げたのは4人。いずれも脚本組の人でした。今年は人数が多く作品も長いことからクルーを2つに分けて撮影を進めます。よって、監督も2名ずつ。A、B双方のクルーの監督が決まりました。
そして、監督を中心にオーディションへ。自分のクルーが撮影するパートの配役を決めるため、手を挙げていった人を組み合わせを変えながら一部のシーンを演じていってもらいます。演劇部の人もいてオーディションは真剣そのもの。中心となる配役は4名。うち2名は、はまり役と思われる人がいてすんなり決まったものの、残りの2名をどうするか監督内でも割れてしまいました。1名は出席可能日の都合もあり撮影スケジュールに当てはまるかの不安が、そしてもう1名は演出の方向性が一致せず意見が割れたのでした。やむなく再オーディションへ。
正直ここまで来ると演技力と言う問題ではありません。そもそも長年ワークショップを見ていて今年は全体的に演技力が高いと思います。他の配役とのバランスの問題になってきてしまいます。その中で選んでいかなければいけないのは酷な話でもあります。時間オーバーしつつも何とか4名の配役を決め。オーディションは終了。遊びではない、真剣な表情で役と向き合った候補の人たちに拍手を贈りたいと思います。

最後に今年の制作チーム名を決定。こちらも決まったと思ったら商標登録されていたりと紆余曲折ありましたが「Movie Cats」に決まりました。
来週は連続参加者の半分以上が昨年作品の上映のためお休みした中で準備をすすめることになります。
posted by シネマウマJr at 23:59| 日記

2017年07月08日

2017年7月8日 脚本作成

今日は脚本組6名のみの活動。前回ベースにすることを決めた3作品を1つの作品になるように原作の3名が改稿して書いて来ました。まずは6名でそれを回し読みしました。
それを踏まえた上で、1つのシナリオとしたときの基本構造の検討、設定として合わないところを深掘りしていきました。

午後は深掘りしたものを元に、シナリオを箱書きにバラして行きました。箱書きとはシーンごとに場所や誰が何をしたかを書いたもの。今回は大きめのメモ用紙を使ってベースとなったシナリオごとに色を変えてホワイトボードに貼って行きました。

箱書きができたところで6人で分担して、シーンごとに再びシナリオを書いていく作業に。箱書きで内容がしっかり決まっていたことや、元々シナリオを書くのが好きな人が集まったこと、6人と人数が多かったこともあり、2時間でシナリオを書く作業は完了。1時間ほど延長しましたが、なんとか予定通りの作業が終わりました。

ただ、みんなが本気で書いたこともあり、現時点でシーン数が40を超えていて、大人としては撮り切れるのか心配になっています。もう少しだけ削らないと……。
posted by シネマウマJr at 21:02| 日記